昨日、28日 セピアの仔犬ちゃんが産まれました。
1頭目 pm 1:45 女の子(135g)
ミスマークもなく、毛色も濃いレッドの美人さんです。
2頭目 pm 3:35 男の子(105g)
ちっこいけど、元気!臍の緒縛るのにもジタバタと大変でした。
3頭目 なかなか産まれません・・・
陣痛も来なくなり、嫌な予感がします・・・
お腹の中では育つのに、産まれてくる時にトラブルが起きる事がまれにあります。
死産や仮死状態の場合、赤ちゃんが産まれてこようとしないので陣痛の波に
乗れません。出産は赤ちゃんとお母さんの共同作業と言われるのはこの為です。
弱い陣痛に合わせて胎内の仔を誘導します。
5時間後のpm8:40 産まれましたがぐったりと身体は伸びきり動きません・・・
身体に血の気は無いものの、諦めきれずに人工呼吸と心臓マッサージ、
身体もゴシゴシ擦り刺激を与えます。
何とか助かって欲しいの一心です・・・
15分後、少し動きました。息を吹き返したのです!
そのまま刺激を与え続けましたが、身体は助からない仔特有の状態のままでした・・・
生命力のある仔はいくら小さく生まれても「身体にハリと弾力があり、ギュッと縮ま
ろう」とします。弱い子は身体が伸びきり、萎んだ風船のように皮膚も弛んでいます。
当然、乳にも吸いつく力がありません。
少しでも助かる可能があるなら、別にしてしっかり保温し人工保育に切り替えます。
この子は、セピアのもとに戻しました。。。
少しでもママの匂いを感じさせてやりたかったから・・・
朝のまだ暗いうちに天使になりました。。。
わずか数時間の命でした。。。
動かなくなった仔なのに一生懸命舐めて身体に抱え込もうとするセピアを
どうにかなだめて渡してもらい、セピアの匂いをつけたハンドタオルにくるみ、
ミルクを持たせ、手の中に納まる小さな箱を抱っこして雨上がりの中、
八事霊園に連れていきました。
名前をつけてあげる事もできなかったチビちゃん。
今度こそ元気に産まれておいで。。。